2021年7月に読んだ本まとめ

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こんちにちは、しょうぞうです。

7月に読んだ本をアウトプットがてら感想等を書いていきたいと思います

7月は資格試験の本を読んでいて、自分の趣味の本をあまり読むことができませんでした。

7月は、2冊の本を読みました。

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神の子 上巻

薬丸岳さんの神の子という本を7月に読みました。

この本は、「町田博史」という一人の男にスポットを当てて話が展開されていきます。

生まれながらにして戸籍を持たない町田は、IQが高く天才的な頭脳を持っていました。

その頭脳を高く評価して、町田を迎え入れた「ムロイ」は、自分への忠誠心を試すために、町田の古くからの付き合いである稔を殺すように部下である伊達を通じて命じます。

町田はムロイの命令に背き、伊達に殺されそうになりましたが稔が伊達を殺すことで難を逃れました。

その後、稔の罪を被って町田は少年院へ行きます。

冒頭のあらすじは、町田がムロイの命令を背き少年院に送られるところから始まります。

この本の一番の感想は、話の展開がわかりやすくテンポがいいのでとても読みやすいという点です。

後半の少年院での話の展開で、町田を巡ってのムロイ率いる組織の企みなどが簡単すぎず難しすぎず描かれていてとても面白かったです。

少年院内での町田の立ち回りが本当に鮮やかでカッコイイなぁと感情移入しました。ムロイはなぜ町田にここまでこだわるのか、そしてムロイは組織の中でどのような立ち位置にいて組織の規模はどれくらいなのか疑問に思いながらそしてワクワクしながら読んでいました。

下巻を早く読みたいという気持ちになりましたね。

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神の子 下巻

「神の子 上巻」の続きです。

上巻では、町田が少年院に送られて、その少年院内にムロイの手下である斎藤が町田を脱走&組織に連れ戻すために送り込まれて話が展開されていました。

その後町田は、大学に入学してSTNという会社を設立します。

それは、少年院を一緒に脱走した仲間である磯貝が両腕を事故でなくしてしまったため、その義手を完成させるためでもありました。

ムロイ少年院から町田を取り戻すことができなかったにもかかわらずいまだに町田に執着し続けていました。

ムロイは町田が大切にしているものを壊すことで町田に対しての自分の愛を伝え、組織に入るよう促すような手段を取っていました。

それに対して、町田、町田の周りの人間やSTNの仲間たちはどのような動きを見せるかが下巻の内容になっています。

そして、神の子とはいったいどういう意味なのかということについても言及されています。

下巻の感想は、期待していほど面白くなかったというのが率直な感想です。

というのも、上巻では、室井の組織があまりにも強大なものとして描かれていたのですが、結局やっていることは町田に対してチクチクいたずらしているだけにとどまるような内容で全く恐ろしさがなかったからです。

これは、上巻で話を大きくしすぎてしまったことが原因だと思います。

また、下巻でいきなりSTNという町田の大学生編が入ってしまった結果、ムロイの存在が一旦読者の頭の外にいってしまいムロイの恐ろしさが薄れてしまいました。

しかも最終的にムロイは体が動かず実質的に支配力を失っていて組織をもうすぐ解体するような終わり方をしています。

町田のIQの高さは十分に描かれていたのですが、敵役の存在が町田と競ってこないので物足りませんでした。

他の人のレビューも見ましたが、やはり下巻を期待していた方が多く尻つぼみ感にがっかりしてる批評が多かったですね。

まとめ

たまたまおすすめされて読んだのですが、なかなか面白かったです。

来月はホームズシリーズ・ポアロシリーズを中心に本を読んでいきたいと思います。

以上

 

 

 

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