2021年6月に読んだ本まとめ

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こんにちは、しょうぞうです。

6月に読んだ本の感想・アウトプットを行なっていきたいと思います。

と言っても6月は1冊しか読むことができなかったのですが、、、

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スマホ脳

6月はアンデシュ・ハンセン著の「スマホ脳」を読みました。

スマホが人間にとっていかに悪影響なものなのかを書いている本でベストセラーになったものです。
有名だったので、一度は読んで見たいと思い手に取りました。

今月は1冊しか読んでいないので章ごとにじっくり感想を書いていきたいと思います。

第1章 人類はスマホなしで歴史を作ってきた

スマホが登場して以降、その便利さや情報伝達の速さに現代社会が対応できていないということを説明している章です。

スマホが登場する以前は、便利ではないものの何かを手に入れるためには、それなりの時間をかけて苦労していたが現代では、スマホを使うことで簡単に欲しいものをすぐに手に入れることができる。

その結果、物や食べ物に対して思考することがなくなり、スマホから流れてくる情報に流されて意思決定までもスマホに左右されてしまっている。

この章の感想は、ちょっと極論すぎるなと思いました。

スマホが便利すぎることで現代社会が追いついていない結果、スマホが人間にとって悪影響を及ぼしているとしていますが、対比している時代が原始時代とかだったり、スマホで合理的な判断ができない人が多数と書かれていたりちょっと大袈裟だなと。

第2章 ストレス、恐怖、うつには役目がある

人間がストレスを感じるとき、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されて「闘争」か「逃走」(本の中で推していた表現)の2択しか選択肢がなくなり、柔軟な思考ができなくなる。

ストレスはHPA系(視床下部・下垂体・副腎系)と呼ばれるシステムを通して発生される。
脳の中にある扁桃体と呼ばれる部分がHPA系を作動させる。

扁桃体は火災報知器のようなもので危険が迫った時に反応するようになっている。
しかし現代では、扁桃体を刺激するものが多すぎて正常に機能していない。

人間は「不安」を感じると扁桃体が反応してストレスホルモンが分泌される。
不安や緊張などによって強大なストレスを感じることが長期的に起こるとうつ症状になる。
現代社会では、不安だけでなく不安になるかもしれない要素なども不安の原因になり昔よりストレスになる要素が多くなっている。
ストレスは一種の危機回避システムで人間を防御する作用でもあるが、それに気づかないでいるとうつ症状になって長期的にやる気をなくしたり体調が悪くなってしまう。
ストレスシステムをうまく有効活用することが大事である。

この章で共感したことは、現代では不安だけでなく不安要素になるかもしれないものにも不安を感じているという点です。

現代社会では、情報が多すぎてどうでもいいことで不安になったり、まだ起こりもしていないことに対しても不安になって思考が鈍くなってしまうというのは、私自身もよくあることです。
不安になると本当に思考が鈍くなるので、切り替えが大事ですね。

第3章 スマホは私たちの最新のドラッグである

脳は常に新しいものが好きで、何かを欲するとき脳はドーパミンを分泌する。
スマホは、このドーパミンを連続的に絶えず分泌させる一種のドラッグのようなものであると表現されている。

現代社会では、スマホ中毒と呼ばれるほどスマホに依存している人が多いのは、ドーパミンを分泌させる要素が詰まっていて魅力的なものであるからである。
特にSNSに関しては、いいねの数や通知によって強制的にスマホに釘付けになる時間が多くなりより一層スマホ中毒になっている。

また、IT企業のトップは子供にスマホを与えないと説明している。

スマホがドラッグというのは共感できます。逆に共感できない人はあまりいないのではないでしょうか?
私自身、スマホがないと絶えられないぐらいにスマホ中毒です。

スマホで動画見ながらじゃないと寝れないとか、絶えずYouTube見てるので。

第4章 集中力こそ現代社会の貴重品

マルチタスクは作業効率を上げない上に、それぞれの業務の完成度も低くなるということが実験で証明されている。

また、スマホをやりながら何か別の作業をすることが非効率的であり集中力を削ぐ原因となっている。
スマホは操作しないでも集中することを邪魔する。誰かから連絡が来ていないかを想像するだけでも脳のメモリを割いてしまい集中を妨げてしまう。

集中することで物事を記憶したり深く理解することができるので、スマホからの瞬間的で高速な情報は目に入っても記憶することができずその場その場の記憶になってしまう。

この章の感想:マルチタスクが作業効率を上げないのは別の本でも紹介されていましたし、私自身も実感しています。スマホをやりながら何かをするだけでなく、スマホで音楽を聴きながら作業をしていも集中力が上がっていないなぁと思います。
また、スマホを実際に動かしていなくても集中力が削がれているということに対しては何か勉強しているときには特にスマホが気になるので、重要でないときはスマホを家に置いてどこかで勉強したりしてます。

第5章 スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響

ストレスとスマホの使用過多には関連があり、スマホを頻繁に使用しているほど不安障害になったり孤独を感じることが多くメンタルヘルスに悪影響を与えている。

スマホの使用率高くなると睡眠にも悪影響を及ぼしていて、年々平均睡眠時間が減っている。
スクリーンを見ると脳が覚醒してしまい、睡眠にはいるまでに時間がかかってしまう。
睡眠時間が減ると日中のパフォーマンスも下がり健康にも良くない。

この章の感想は、夜にスマホを使用すると、睡眠の質が下がるということです。
スマホを使用すると、目がバキバキなってなかなか寝付けないことがあります。
結果的に睡眠の質が下がって、次の日のパフォーマンスが良くないことが多くスマホが原因で悪影響を及ぼしていることは実感しています。
ただ、夜スマホがないと寝られないぐらい中毒でもあります。

第6章 SNS 現代最強のインフルエンサー

SNSでは各業界のインフルエンサーが好きなことをやって稼いでいたり、毎日充実している写真をアップしていたり、意識が高い人が毎日の積み上げをこなしていたりと様々な競争が繰り広げられている。
それを見ている人は、その人たちと自分を比較することで自身を低く評価してしまい、幸福度が下がっている。

SNSは人の気持ちの持ちようで毒にも薬にもなる。SNSの情報を鵜呑みにしすぎて、自分自身の決定や興味・関心すらもSNSに依存するようなってはいけない。
なので、たまにSNSから離れる時間を設けることでデトックスすることが望ましい。

この章では、SNSによって精神を消費して落ち込んでしまい、最悪うつになってしまうほどSNSは影響力があるということを説明していました。
たしかにSNSには、インフルエンサーが日々充実した内容をあげていますが、それと自分を比較して気分が落ち込んでしまうようではSNSを活用するデメリットがメリットを上回ってしまいますね。
特に RTやいいねが多い投稿ほど目につきやすい位置に来るようになっているTwitterでは否が応でも目にしてしまいます。
自分は自分としっかりと意思を持って、たまにはSNSを離れるのも重要であると思いました。

第7章 バカになっていく子供たち

子供のスマホの依存性は年々上昇している。スマホは、酒・タバコなどと同様に感受性が高く依存しやすい年代である未成年の時期には使用を制限するべきである。

スマホは集中力の低下や睡眠の質の低下にも起因しているものから、子どもにスマホを与えることで学習能力の低下や精神不調が引き起こされる恐れがある。
実際に多くの実験で、子供に対してスマホはあらゆる面において悪影響を及ぼしているとされている。

スマホが子どもに悪影響なのは、まあそうだろうなぁとは思います。
特にスマホゲーム・YouTubeは子どもの大切な時間を多く奪っていると思います。
ゲームもYouTubeも楽しいものです、大人ですらのめり込むものであるのに子どもが自制できるはずがあるのでしょうか。
たしかに、酒・タバコと一緒に年齢制限を設けるのも一理あるかなと感じました。
実際に、ビルゲイツは14歳になるまでこどもにスマホを与えていなかったそうです。

第8章 運動というスマートな対抗策

ストレスの解消には、単純に運動をすることが一番大事である。
特にランニングは研究でも効果的であるとされている。

運動をすることで、集中力も高まる。その理由は、先祖がよく体を動かしていたから。

現代は、テクノロジーが発達していてデスクワークが多くなってきた結果、運動をする機会が減少しストレスを解消することが難しくなっている。

一日の少しの時間でもいいから運動をすることが精神面を健康的にすることにつながる。

この章では、運動をすることでストレス耐性がついたり、鬱症状からの回復が見込めるとしています。

運動は精神面でいいというのは、今や当たり前の話ですね。私自身もコロナ渦でジムが行きにくいので自重トレーニングを中心に運動していますが、やはり適度な運動はリフレッシュになります。

また、筋トレをして筋肉痛になると、痛みで不安や悩んでいることを忘れられる気がするので何か嫌なことがあったら強めの筋トレをするといいという持論があります。よく嫌なことがあったらスクワットしています。

第9章 脳はスマホに適応するのか?

ここまで、スマホは脳や人体に悪影響を及ぼすと論じてきているが実際にスマホは脳に適応するのか?

結論としては、スマホを含めて現代の急速なテクノロジーにうまく対応して使いこなしていかないとますます人間の脳は衰えていく。

昔までは、人間がやっていたことを今は徐々にスマホを含めたテクノロジーが補っている。
人間は進化し続けているし、知能は昔より相対的に向上しているが、ただ進化の途中で昔では当たり前にあったものが削ぎ落とされている。

今一度、スマホから離れることで現代で失われた人間としての機能を取り戻すことも重要である。

この章では、結局脳はスマホに適応するのかどうかを説明していて、うまく使いこなさないと人間として退化する。

スマホのおかげで、情報の取得や作業の効率化が簡単になったが、非効率的・原始的な部分で人間にとって必要な機能が育まれていたんだなぁとしみじみ思いました。

集中力が切れているなぁと実感するのが、YouTubeやTiktokのいわゆるショート動画が流行っていることにも起因しているなぁと思います。
現代人の多くは、短くて面白い動画を求めているけど実際は長時間の動画に集中することができなくなって、安易な短い動画に走っている気がするんです。
なので、読書を継続することは大事だなぁと思いますね。

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まとめ

第10章は短いし、今までのまとめみたいなものなので割愛します。

私は、読んでいる本に影響されやすい人間なので、この本を読んでスマホからできるだけ離れる時間を作るようにしようと思うようになりました。

特に集中力がなくなっているという点に対しては、YouTubeの短い動画や、tiktokなどのショート動画に慣れてしまうと本当になくなっているというの実感します。

何事においても深い思考能力というのは大事なので、読書を継続すること・スマホから離れること・適度に運動することを継続して行なっていくことを心がけていこうと思います。

スマホ大好き・YouTube大好きな上にスマホいじりながらじゃないと眠れないぐらい中毒だからこそ、スマホから離れたときは集中力が上がっていると実感するようになりました。

ベストセラーなだけあるなぁと思う読んでよかった本でした。

 

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